買取市場でも常に人気の上位に君臨するブルガリ。

ブルガリは、ギリシャの銀細工職人ソティリオ・ブルガリによって、1884年ローマで誕生しました。
ソティリオによってシルバー細工のアクセサリーを作るところから始まったのですが、そのスタイルには新ギリシャ建築様式が用いられていました。

1900年代前半、ジュエリーの本場はフランスのパリが主流になっており、カルティエや、まだヨーロッパの影響を受けていたティファニーなどが主導したアールデコ調のスタイルで幾何学的なデザイン、自然主義的なモチーフが多用され、プラチナを台座に使っているものでした。ブルガリも例外なく時代の流れに乗っており、同様のアールデコ調のジュエリーを作っていました。

1950年代から1960年代にかけて、世界中のセレブリティたちの注目の的となり熱烈なファンが急増しました。豊かな色彩、ボリューム感など一目でブルガリと分かるブランドは、イタリアの富裕層だけではなく世界中の人から名声を博します。

こうして創業からは、時代の潮流に乗るようにその時代にマッチしたジュエリーを生み出しながらジュエラー「ブルガリ」としての基盤を確立していったのです。